医学的根拠に基づいたリハビリ
認知機能の維持を目的として作業療法士、公認心理師を中心に、回想法(※1)、音楽プログラム、運動-認知プログラム(※2)、などを実施していきます。身体に関しては、理学療法士が専門的に関わります。
メリット1:運動を行うことで、脳血管障害、虚血性心臓疾患などの原因となりやすい、高血圧症や糖尿病、脂質異常症をはじめとする生活習慣病の予防に効果があります。
メリット2:身体と同時に脳を動かすことで、脳内の学習機能を司る海馬の萎縮を抑制する効果が期待できると言われています。
※1:回想法とは、自分の過去や昔のことを話す療法。
→自分の過去や昔の話を話すことで、精神に安定をもたらし、認知機能の活性化が期待できる。
※2:運動と認知トレーニングを同時に行う、デュアルタスク(2つの作業を同時に行うこと)の取り組みのこと。
→認知症に効果があるとされる。
特徴的なプログラム
回想法、音楽プログラム、運動-認知プログラム、リアリティ・オリエンテーション、リラクゼーションなど 専門職による認知症の非薬物療法です。脳に刺激を与えることで、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活 の質の向上、行動の変容などを目的にしています。
屋外での歩行訓練
デイルームの窓から見えるリハビリ庭園には、四季折々の木々や草花が植えてあり、小さな農園では野菜を育てています。リハビリ庭園でのお散歩もプログラムの一環として取り入れています。